目次
2021年 米国マーケット振り返り 2022年 FOMCスケジュール 2022年 金融相場予想 投資Youtuberの意見(じっちゃまetc)
1. 2021年 米国マーケット振り返り
2022年のマーケット予想の前に昨年2021年の金融市場・政治の動きを振り返っておきます。
2021年年初にバイデン政権が発足、大規模な経済対策の発表
と関連法案が進展したことも相場を後押ししました。
5月はインフレ加速懸念による長期金利が上昇し成長株を中心に一時急落する局面もあったが、1-3月期の企業決算において90%以上の企業が市場予想を上回る好決算となったことから、中旬以
降は力強い上昇を見せました。
9月に入ると、インフレ加速の再燃や中国不動産恒大集団の破綻懸念などが嫌気され、軟調
に推移しました。
しかし、10月以降はこれらの懸念が後退したことに加え、順調に回復する企業業績に再度注目が
集まり、株価は連日史上最高値を更新しました。
COVIDに関してはコロナワクチン普及に伴う経済活動の再開や大規模な経済対策実施を受けた景気回復を反映する形で順調に上昇基調を続けた。11月終盤以降は、コロナ変異株である「オミクロン株」の世界的拡大に対する懸念が急速に高まり、旅行株・クルーズ株・航空株・ホテル銘柄の株価を押し下げた要因になった。
終わってみればS&P500種指数は年間26%上昇で終了。
2.2022年 FOMCスケジュール
現時点で予想されること、2022年3月 テーパリング切り上げ
今後のFOMCスケジュール
1月25日 〜 26日 終了
3月15日 〜 16日
5月3日 〜 4日
6月14日 〜 15日
7月26日 〜 27日
9月20日 〜 21日
11月1日 〜 2日
12月13日 〜 14日
3.2022年 金融相場予想
【利上げ】
22年は物価の上昇が懸念される中、利上げ局面入りとなる。
予想される利上げ局面は22年に3回(6月、9月、12月)、23年も3回(3月、9月、12月)の利上げを想定。
ちなみに過去の利上げ局面で株価が調整した場面は、景気、企業業績が鈍化し始めた時点でも、利上げサイクルを継続したことが要因と考えられます。景気・企業業績が堅調であれば、利上げ局面でも株価は業績に沿った上昇が期待!?
【コロナリスク】
米国株式市場は、新型コロナウイルスの変異株(オミクロン型)に対する懸念が薄らぎ始めた。オミクロン型の感染は拡大していますが、重症化リスクは比較的低いとの研究結果が相次いでいること、米食品医薬品局(FDA)がファイザー社やメルク社の新型コロナ経口治療薬の緊急使用を許可したこと等が好感材料。今後も更なる変異が想定されることから、22年も新型コロナの影響で株価の変動率が高まる場面はあると予想されるが上記により過度な懸念は不要と考えられ、米国株式市場への変異株の影響は中期で考えれば限定的。
【今後の展開】
Bloombergによれば、22年のS&P500種指数採用企業の1株当たり予想利益は前年比+8.2%、23年は同+9.7%と予想されます。米国株式市場はしっかりとした業績の成長を支えに堅調に推移する見通しです。
4.投資すべき銘柄
エネルギーセクター:石油株、LNG株
旅行セクター:クルーズ株、ホテル株、航空株
金融セクター:銀行株
インデックスETF:2022年の成長は±5%予想が相場のため、2022年は投資採用外。
長期積み立ては継続でVTIでOK。
5.投資Youtuberの意見(じっちゃまetc)
【じっちゃま】
当面はインフレで株価が上がりやすい石油株を買うのが素直な戦略だとの事。
具体的には、パイオニア・ナチュラル・リソーシズ(PXD)、ダイヤモンドバック・エナジー(FANG)、ペトロブラス(PBR)
更に出遅れ感の強い銀行株、旅行株もおすすめとの事。